新平家物語読み終わる

吉川英治の長編「新平家物語」を15年ぶり以上の何度目かを読み終わった。
本棚に講談社の文庫本が並んでいるが、なぜか半分の8巻までしかない。多分引っ越し時に整理した時の手違いで9巻から16巻まで捨ててしまったようだ。

図書館に続きがあることを確かめて読み始めた。
手持ちを読み終わり、9巻目を予約しようとしたとき、新しい新潮社の文庫本があることに気が付いた。
こちらは全20巻で割と最近刊行されている。新しい文庫本は活字が大きいのでこちらに乗り換えた。

新平家物語は吉川英治が「平治物語」「保元物語」「平家物語」「源平盛衰記」「義経記」「吾妻鏡」をもとに創意も加えて戦後書き上げたもの、と作者の言葉にある。

前半は平清盛が主人公、途中から源義経が主人公になりこちらのほうの分量が圧倒的に多い。
物語は権力争いや武家の争いを主とはしているが、大戦後に書かれたせいか、全編を通して庶民の穏やかな暮らしを願う気持ちがにじみ出ている。

ブログを書きながら隣の書棚を見ると、「私本太平記」が目に入った。新平家物語からの流れとして、次はまた十数年ぶりだがこれを読むことになりそう。

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